戌夜のランナー

テレビにらめっこ世代のランニング備忘録

タグ:世界遺産姫路城マラソン2016

姫路城のレポ。ラストです。


ピンクの彼と別れた後、導線に沿って歩くと、
「かまぼこチーズドック」が振舞われていた。
一瞬躊躇したけど、折角だしと手を出したら・・・


案の定、口の中の水分全部持って行かれましたw


ケチャップなりがあったら、未だマシだったかな?(苦笑)
後は、「健康チェック」ってブースがあったので、行ってみたら血圧を計ってくれた
上が110、下が70とかで至って健康とのこと。

そんなこんなでフラフラ歩いてたら
りょーたさーん
とお声が掛かる・・・ムネコフさんとゆづはるさんでした。

「どうでした!?」
と聞いてみたところ、お二人とも苦笑い・・・
マラソンそないに甘無いわなーなんて話しながら、一緒に更衣室へ。

荷物を受け取って先ずやった事は・・・
アップデートスクリプトのメンテナンスw
「東京マラソン動きませんでした」
・・・との連絡が、えーかわさんから入ってて、確認してみる。
と、ちょっとした設定間違い。

今回は僕が走るので、えーかわさんでもメンテできるようにと、
アレやコレやと調整して、万全の体制で臨んだんですが・・・
あと一歩の所で詰めが甘かった。

頑張った分、ちょっと・・いや、だいぶ悔しかったなー
まぁ、これも経験だけどね。


ごえもんさんの戻りを待って、最後は4人で陣地を撤収。
ムネコフさん、ゆづはるさんとは、会場でお別れしました。

ごえもんさんと、ラーメン屋にて遅めの昼食をとって
姫路駅構内で土産を購入後、新幹線のごえもんさんとお別れし、
新快速にて帰路へ・・・。


車内で速報を上げた後、外の景色を見ながら今回のレースを振り返る。
そして、大きなため息1つ。

レース後の心境は、ヒトコトで言うと「あーあ」って感じ。
目標未達で悔しいとか悔しくないとかそれ以前の問題だった。

良く
「勝負はスタート地点に立った時点で既に決まってる」
なんて言うけど、今回はまさにそんな感じ。(悪い意味で)

やれるだけの事はやり切った!なんて口が裂けてもいえない。
準備段階からダメダメだったし、分かってても軌道修正できなかった。

その辺のメンタルの甘さというか、モチベーションの低さというか・・
こう言うの、どう対処すれば良いんだろ?
ハロさんの爪の垢でも煎じて飲んだら治るかな?(笑)

って、段々と反省文的な流れになってきてるけど、
まぁ、そんな「パッ」としない気持ちで、大阪まで帰って来ました。


と、僕的には本来狙いたかったタイムを随分下方修正した目標すら未達で、
どんよりした結果になってしまったんですが、姫路城マラソンという大会は、
噂以上にすばらしく、特に沿道の応援が今まで出た大会の中でも1、2を争うべく凄く
走ってて本当に楽しく、勇気付けられる大会だったと思います。
何か「やり残した」感もあるし、いつか必ずリベンジしたいと思っています。

最後に、大会関係者の皆様、ボランディア、スタッフ、沿道で応援してくれた皆様、
一緒に姫路を駆け抜けたランナーの皆さん、今回ご一緒したごえもんさん、
ムネコフさん、ゆづはるさん、そしてアップデートで応援してくれた皆さん、
本当にありがとうございました。

姫路城のレポのつづき


■35km~40km(25:05)
502 508 502 503 453

サイクルロードの少し手前(28kmくらい?)から、
薄っすらと攣りの前兆っぽい感覚が出始めていた。
とは言え、30km近く走って来て、
「少し疲労が出て来たか?」
程度にしか思って無かった。

35kmのマットを踏んでから、その感覚が一気に主張しはじめ、
程なくして一発目の余波(攣りかけ3秒前)がやって来た。

とりあえずペースを落として、ギリギリ走れる所を探る。
元々「キロ5になっても慌てるな」と言ってた区間。
塩タブを摂ったり、顔や腕の汗をなめたりして応急措置を繰り返す。

秋の連戦での経験から、とっさの攣りにも落ち着いて対処できたが、
ぶっちゃけそんなスキルにはお世話になりたくないものである(笑)

ペースダウンしたせいで、一度抜いたランナー達に抜き返される。
悔しいけど、目で背中を追うしかできなかった。
でも、その中から何人かのランナーと地味にデットヒートを繰り広げる事になる。


ピンクのTシャツを着た彼は、何故かタスキをかけて走っていた。
足音をずっと背中で感じていて、36km過ぎに抜かれた。
しかし、彼もしんどいみたいで、失速した所を僕が捉える・・・
そんなやりとりがしばらく続いた。

ヒヨコの帽子を被った二人組みも居た。
サブ3.5を切るペースでのランデブーって凄くない?
彼らとも抜きつ抜かれつを繰り返して、最後まで競り合った。


そして、38km地点。
「38km」と書かれた表札の真横で、


ぐわぁ(゚Д゚)


騙し騙し走ってたけど、遂に右ハムが完全に攣った。
涙目で大減速・・・最早ここまでか!?


と、その先でたまたまブラスバンドの応援があった。
そして、たまたまブルーハーツのリンダリンダが流れていた。


苦し紛れで、大声で歌った。

 
「くっそーっ!」と叫ぶ代わりに、大声でリンダリンダを歌った。






ちょっと復活したwwww


いやー、音楽のチカラって凄いわ(笑)
そして計ったかの如く、ココからは待ちに待った下り基調のはじまり。。。

攣りそうになりながらも、ギリギリの所で踏ん張って
それでもやっぱ攣って、ギャー!って叫んではドードー
これを最後まで何度も何度も繰り返した。
もう、傍目とかお構いなしに、必死のパッチでもがきながら進んだ。


■40km~GOAL(10:52)

風景が市街地に変わり、あと1kmの表札も超え、やがてお城が見えてきた。
正門をくぐり、昨日みたFinishラインが見える。
電光掲示板は、丁度3時間22分から23分に変わったところだった。
攣りとの戦いに必死で、タイムの事をすっかり忘れてた事に気付く。

スグにはゴールさせて貰えず、記念写真的にFinishラインから姫路城がバックに写るよう
ぐるーっと公園内を1周させられる。
最後は全力疾走!・・・とは行かず、攣りと格闘したままの流れで、
ギリギリ23分台でゴールに雪崩れ込んだ。

3時間23分54秒(グロス)

コースに一礼して、チップ外し、完走メダル、完走タオル、アミノバリューと言った一連の完走グッズを頂く。
その足で、更衣室に向って歩いていると、35kmからデットヒートを繰り広げたピンクのTシャツ&タスキの彼が前を歩いていた。

「良い刺激になりました!」とお声がけしたら、
「こちらこそ・・・」と、ここまでは普通。
この後、少し目を赤くしながら彼は話はじめた。

肩にかけていたタスキを手にとって、

「友達が病気で・・・このタスキ作ってくれたんです。
 絶対ベスト出してね!
 って、ベッドの上からアップデートで応援してくれてるんです。
 ブルーのシート踏む度に力が入って・・・」







( ;∀;)イイハナシダナー


彼は一人でなく、病気で入院中の友達と一緒に戦っていた。

このレースの一番しんどい所でデッドヒートを繰り広げてたんだもん、
彼がどれだけ必死で、死に物狂いで走ってたのは、恐らく僕が一番知っている。

その頑張りの裏に、こんなエピソードがあったとは・・・。
涙なしでは居られませんでした。

貰い泣きしながら、
「ベストは出ましたか?」
って聞いたら
「はい!」
との回答。
その答えを聞いて、
「おめでとうございます!!!!」
と言いながらガッチリ握手して、彼とはお別れした。

今回のレース計画は、試走も終えて前日夜に色々悩んだ末
  • 序盤折り返し(16km)まで455→450
  • 折り返してから、サイクルロードの端(33km)まで440~445
  • サイクルロードの端から戻りの上り(38km)まで455
  • ゴールまでの下りをフリー
ザッとこんな感じで行こうと。

例のごとく、掲載タイムは5km毎のラップは公式のものを、1キロ毎のラップはGARMINの物を使用=ズレてます。

■スタート~5km(24:49)
508 445 455 452 451

スタートロスは19秒。
どのレースも最初は抜かれ基調だけど、今回は最初の1キロ程でほぼ流れに乗れた感じ。
ストレスは無いけど、やっぱり試走で確認した通り、ちょっと上ってる。
後で負担にならないよう、抑え気味に走る。

■5km~10km(24:09)
452 447 446 446 450
横堤の交差点を右折して最初の給水。冷静にとることができた。
予定通り450~455あたりで抑え気味で走れてる・・・と、その時は思ってたけど、後で振り返ると450切ってたのねw
但し、部分的にフラットな区間があって、そんな所は遠慮せずに走ろうと思ってたので、ある意味予定通り。


■10km~15km(24:21)
450 453 453 451 450 
折り返しまでは、周りのランナーさんとお話ししながら、リラックスしながら走れた。
聞くと、大体3時間半前後が目標のランナーさん。
ほぼ面子が固定化してたけど、折り返しになってからバラけはじめた。


■15km~20km(23:50)
459 441 435 437 446
16キロ過ぎの折り返し地点には、田んぼの中に大きな気球があった。
折り返してスグ、「ランナー数え隊(勝手に命名)」の方から、現在の順位を聞かされたw
710位って言われた気がする。
下り基調になって、無理の無いレベルでジワッとペースアップ。
と同時に、徐々に暑くなってくる。


■20~25km(23:17)
433 438 442 445 445
ハーフ通過は、1時間42分。
って事は、22分切りには、残り1時間40分切らなきゃ・・・
キツい??と一瞬思ったけど、ハーフまでは上り基調だし、ここから33kmまで下るしで、予定通りって事に気付く。
山沿いの道で、丁度木陰になってる場所があったので、木陰を走るようにした。


■25km~30km(23:47)
445 441 440 444 442
菜の花畑を通過し、夢前川の反対車線へ
日陰が無くなり、眩しくて帽子のつばを命一杯下げて被りなおす。
暑さも増して来たので、アームカバーを外した。

そして、30km到達が2時間24分チョイ。
余力十分。
ハーフでは若干ビハインドだったけど、十分まくれると思った。
次の8kmを冷静に走れたら、下り基調の4kmを残すのみ。
いける!と思った。


■30km~35km(23:44)
441 433 445 448 449
サイクルロードに入る。
まだまだ元気!
だけど、念には念を入れて、この先の上り区間の為に32kmの手前でメイタンを先行投入。
道幅が狭くなったけど、これくらいだと普通に抜けるし渋滞もない。

25kmあたりから、抜かれる事が殆どなく
言うとこの「無双状態」に突入していて、走っててとても楽しかった。


そして、サイクルロードの折り返し。
ここから地味に上り基調になる。
タイムが落ちても慌てないよう、自分に言い聞かせる。
凄く落ち着いてたように思う。

そして、35kmを通過。
このラップも23分台と良い感じで刻めている。


あと7km


流石にキツくなりはじめてて、息も荒くなっていたが、
なんとか気合いで乗り切れる距離だ!と本気で思っていた。
「攣り」の恐怖がそこまで迫っている事を知らずに・・・

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火曜から木曜の今朝までランオフしてます。
筋肉痛の類は、水曜でおおむね落ち着きましたが、どうも腰の上から背中にかけて張りがあって、年始に故障した症状に近しいものがあるので、大事を取ってオフにしてます。
必死こいて走った分、やはりそれなりのダメージがあるっぽく、昨日も8時間近く睡眠を取ったんですが、まだ日中眠くなります。
焦る必要もないし、しっかり疲労を抜いてから、次に向けて始動したいと思います。

でもって、今日客先での打合せの帰り道、大阪駅の時の広場が凄い事になってると聞いたので、ふらっと寄ってみたところ
2016-03-03-12-40-46
想像以上にキモかったwwwww


という事で、姫路城マラソンのレポ。
当日の朝は、いつものように箇条書きで行きます!
  • 4時半起床。
  • 5時過ぎの予定だったけど、下手に二度寝してやらかしてもアレなんで、もう良いや。
  • 朝風呂を準備しながら、スペシャルドリンクを作成。
  • 奈良で試して好感触だった、特製レモンティを作ります。
  • 朝風呂に入った後、朝ごはん。
  • 今回は、カップヌードルBIGにおにぎり二個。
2016-02-28-06-01-43

  • 食後にローヤルゼリーと、伝家の宝刀「mag-on顆粒(笑)」を摂取。
  • このmag-on(笑)が・・・・ま、いいやまた今度書こうww
  • 食後は、身支度をしながら「ヤツ」が来るのを待つ。。。
  • と、何とかそれっぽい「波」が来てくれたので、第一波を放出。そして、

それっきり(´・ω・`)

  • もう一波来て欲しかったけどなー
  • レース中に来ない事を祈って・・・
  • 7時20分、ごえもんさんとロビーで合流し会場へ。
  • 姫路城マラソンの更衣室=地下駐車場=雨が降っても濡れない
  • 加えて、駐車場全体が綺麗に養生されてて、なんか凄い!
  • その更衣室にて、ムネコフさん、ゆづはるさんとはじめましてのご挨拶。
  • 時間まで談笑しながら準備をすすめる。
  • そして8時10分頃だったかな?荷物を預けて外へ
  • トイレ(小)が長蛇の列。
  • 最後尾に並んだときに、ムネコフさん、ゆづはるさんと逸れてしまう。
  • 列長いけど、淀川程じゃないよね?なんて言いながら待つ。
  • 無事済ませた時は、既に8時半過ぎてたかな?
  • ごえもんさんと足踏み写真を撮ってお互いのスタートブロックへ。
  • Aブロックに着いたら、それなりに詰まっててその最後尾に並ぶ。
  • ムネコフさん、ゆづはるさんを探すも見当たらず。(ノ∀`)
  • それもその筈、トイレで戸惑って時間ギリギリで最後尾に並んだとか。
  • ゲストの寛平ちゃんの「えいえいおー」をやって、諸々の説明を聞いたらスタート1分前。
  • GPSチェックして、呼吸を整えてその時を待つ。そして、
  • 「パン!」
  • 乾いた号砲と共に、僕の2015-16シーズンの勝負レースがはじまった。

今回レンタルしたのは、こんな車。
2016-02-27-13-33-30
小さいけど、必要にして十分でした。

レンタカーの手続きを済ませた後、まずは腹ごしらえ。
スタンドの兄ちゃんオススメのラーメン屋に突撃!

ずんどう屋。
天一とかに近いのかな?
カーボ ローディーーーング!な勢いで、ラーメン&半チャーハンを注文。
2016-02-27-13-55-59
 
2016-02-27-13-56-59
更に替え玉もして、気持ち悪いくらいお腹いっぱいに・・・
ええ・・・普通に食べ過ぎました(ノ∀`)


ゲップしながら試走を開始。
以下、試走で思った点など
  • 公式のコース図・・・わかりづらい(苦笑)
  • 前半、思ってたよりも上ってる
  • おおむね公式サイトの高低図どおりのアップダウン
  • 道幅狭い所もあるけど、前の方なら十分か?
  • 路面は荒れてるところも少なく、良好な感じ
そして、
2016-02-27-15-11-45
かかしがいっぱいwww

コース図はせめて、交差点の名前とか書いておいてくれたらねー。
会場で配ってた資料に、それっぽいのがあったので助かりましたが、公式のコース図のみだと土地勘のない人は相当迷うと思います。

走ってみて思ったけど、やっぱ車でも良いから試走大事だわ。
  • あとどれくらいで折り返しが来るか?
  • この下りがどの辺まで続くのか?
  • コース図から読み取れないアップダウンの状態。
そして、一番大事なのが
  • 既視感
一度見ておくと、安心してレースに臨めるし、不安なくペースも刻めます。


試走が終わって、ホテル近くで待っていたごえもんさんにご挨拶。
してから、レンタカーを返却。
返却後も、ちゃんとホテルまで送迎してくれました。
素晴らしい!本当にありがとうございました。

ホテルにチェックインして、荷物の整理と明日の簡単な準備をして、ごえもんさんとプチ決起集会。
ウロウロした挙句、宮本むなしに落ち着くw
飲めないし、カーボだし、昼間両方とも麺食ってるし・・・からの「めし屋」な感じ。

焼きサバ定食に追加でサラダを注文。
2016-02-27-18-55-38
そのサラダでひと笑いしたけど、めんどいんで割愛w

他愛もない話をして、20時過ぎだったかな?
ホテルに戻って、ごえもんさんとは「明日頑張ろうぜ!」っつってお別れ。

部屋に戻って、例のアップデートノスクリプトの件で、今度はえーかわさんとLINEトークで打合せ。
東京マラソンに対応させるんだけど、明日は僕がランナーとして走るので、
直前の対応ができないから、その辺をお手伝い頂くべく、いろいろと情報共有。

流石えーかわさん!飲み込みが早い!

簡単に作った資料を見せただけで、大抵の事をご理解いただけました。
という事で、打合せも手短に終わって、後はよろしくです!とパソコンを閉じる。

この後、明日の準備の続きをやって、お風呂へ。
お風呂の中では、コース図とにらめっこしながら、ずっとペースの事を考えてましたw

そして、23時に消灯。
明日は頑張るよ!(・∀・)つ

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